7月30日 ポルト到着
ポルトの空はどんより曇っていて、私のイメージする晴れ渡る空のポルトガルというイメージとはかけ離れていた。飛行機からおりた瞬間、肌寒さも感じた。スマートフォンを使用するために、SIM カードを販売している家電量販店に行った際、店員は今日の天気は稀であり、非常に申し訳ないと謝ってきた。
ポルトにかかる有名な橋へと向かった。橋からの眺めは絶景であり心を打たれた。しかし、どんよりとした雲が残念であった。
ポルトではワインが有名であり、ワインセラーへも向かったがあいにく閉店であった。今日は本当についていない。
この不運は序の口であった。今日はハリーポッターの新巻の発売日、著書であるJ.K.ローリングはポルトに住み、世界で一番美しいとされる本屋レロイ・イ・イルマン書店に感銘を受け世界的ヒットであるハリーポッターが誕生したとのことであった。その感銘を受けた本屋では世界で最初にハリーポッターの新巻が、深夜0時に発売される。私達は本を無料で頂戴できると勘違いし、夜9時から深夜0時までの3時間列に並んだ。しかし実際に本屋に入ると、他の並んでいた客は整理券のようなものを取り出していることに気づいた。そう、購入したレシートが必要だったのだ。
後日談として、深夜3時まで待てば無料配布していたとのことだったが、旅行初日にそこまでの時間は待てなかった。この話は、ポルトからリスボン行きの電車の中で乗客から聞いた。
はじめに
2016年4月7日から7月29日まで私はロンドン芸術大学へ留学をしていた。
その後、大学で出会った彼女と一緒にアメリカを一緒に横断しようと計画を立てていた。
社会人として働いていた時、海外とはまったくもって縁がなかったのだが、彼女と付き合い始めてから、海外に対して興味を抱くようになった。2015年には一緒に中国の大学で開催されたコンペティションに参加したり、シンガポールに1ヶ月滞在するなど、様々な経験をしていた。
彼女は同年4月よりフィンランドでインターンを行なっていて7月はロンドンの大学のサマースクールに参加してた。そして、9月からアメリカのサンフランシスコでインターンを始める予定であった。インターンが始まる前までの間、アメリカを二人で横断しようという計画だったわけだ。
しかしロンドン滞在中私達は喧嘩をしてしまい、彼女は8月中旬のロンドンからサンフランシスコ行きのチケットを購入してしまう。
最終的には仲直りをしたのだが、航空券のチケットを変更するという選択肢はなかったため、私達は、8月の上旬に二人でポルトガル及びスペインを回ることにした。その後、1ヶ月半弱私はひとり旅をすることになる。
私はもともと、アメリカ横断後に、サンフランシスコから帰る予定ではあったため9月27日のサンフランシスコから羽田行きのチケットは持っていた。しかし、それ以外は何も決まっていなかった。
この日記は、2016年7月30日から9月27日まで記されている。
7月30日早朝、彼女と私はポルトガルのポルト行きの飛行機に乗るために空港へと向かった。
旅日記を公開しようと思い、始めました
こんにちは。
しゅんです、1991年東京生まれの25歳。高校卒業後不動産業界で3年間働きながら資格の大原で簿記検定の勉強をしていました。
その後勉強が楽しくなり、大学進学を決意し、現在福岡で大学生をしています。
私の所属する学部では様々な分野の学問を学ぶことができます。
最初経済や経営など、お金に関することばかり学ぼうとしていました。しかし現在は芸術の分野に興味を持ち勉強をしています。
ある時私はふと考えました。
"お金が沢山あることは幸せなのか?"
幸せに決まってる。
ないよりはあるほうが幸せに決まってる。
お金がないことは不幸だ。
様々な意見があると思います。
私の意見としては、お金だけあっても心が豊かにならなければ幸せではないということです。
その結果、私は心を豊かにするために芸術の勉強を始めるようになりました。
2016年4月から7月までロンドン芸術大学というところで、英語と美術の勉強をするために留学に行きました。その後、ひょんなことがあり、約2ヶ月間、一人旅をすることになります。
ひとり旅をする過程で、様々な場所を訪れ、様々な食事を食べ、様々な人々に会う。
色々な価値観を感じ取り非常に心が豊かになったと思っています。その時感じた気持ちを写真と日記という形でまとめており、それを読者の皆様にも共有できたらと感じブログに書き記すことを決めました。
この旅日記の中のは旅で起きた様々なトラブルも書いてあり、旅人にも役に立つ情報がいくつか入っていると思います。
これから旅に出ようと考えている人、今現在旅の最中で困っている人、ひとり旅ってどんな感じなんだろうと思っている人など、様々な方に読んでいただけたらなと思います。
これからよろしくお願いいたします。
しゅん